【今年も開催!観る音楽、聴く映画。】 第二回福岡音楽映画祭
音楽と映画は切っても切り離せないものです。アーティストやレコードレーベルの伝記物から、ドキュメンタリー、コンサートやフェスティバルの記録など、音楽をテーマにしたいわゆる「音楽映画」の劇場公開が、近年では驚くほど増えています。他方、福岡では必ずしも満足いくようなスクリーン数を確保できていないといった実情があります。そこで福岡音楽都市協議会は関係各位のご協力のもと、昨年に引き続き、気軽に音楽映画を鑑賞できる上映イベント「福岡音楽映画祭」を開催いたします。
第二回目となる今回の会場は、キノシネマ天神(福岡市中央区警固1-15-38 カイタックスクエアガーデン 1号棟3階)にて、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、ニッキー・ホプキンズのドキュメンタリー作品をはじめ、福岡ゆかりの「めんたいロック」シーンを牽引したバンド、THE MODSの森山達也氏が自ら監督を務めた作品『Paradise』が一日限りの故郷上映も行います。
ぜひ、この機会に福岡で音楽映画の魅力に触れてみませんか。
イベント概要
開催期間:2025年1月3日(金)~2月6日(木)
会場:キノシネマ天神
住所:福岡市中央区警固1-15-38 カイタックスクエアガーデン 1号棟3階
料金:1作品(全席自由/入替制)一般 2,000円
大学・専門生 1,500円 高校生以下 1,000円
シニア 1,300円 ハンディキャップ割引 1,000円
キノシネマメンバーシップ(会員)1,300円
※映画『Paradise』は一般価格のみのご案内になります
※その他サービスについてはキノシネマ天神ホームページをご確認ください
・学生料金は学生証のご提示が必要となります
・シニア料金は60歳以上の方に適用されます
・キノシネマメンバーシップ会員証のご提⽰が必要になります
・作品によっては、料金変更がございます
・チケット購入後の変更・キャンセル・返金はできません
・混雑状況によっては、ご入場頂けない場合がございます。混雑状況をご確認の上、お出かけください
・本編開始後、途中からのご入場はご遠慮いただいております
・発券後のチケットを紛失されても再発行はできません。ご注意ください
・18歳未満の方は終映が23:00を過ぎる上映回にはご入場いただけません
協賛:ベイサイドプレイス博多、レイメイ藤井、博多大丸
主催:福岡音楽都市協議会
協力:おとなこども計画(アソビゴコラーズ)、カイタック スクエア ガーデン、キノシネマ、NEGA
上映作品紹介
「NO ハンブルク NO ビートルズ」
2025年1月3日(金)公開
上映期間:1週間予定
2024年/イギリス/60分/監督:ロジャー・アプルトン/キャスト:ピート・ベスト、アラン・ウィリアムズ他/カラー/1.85:1/5.1ch/英語/字幕監修:藤本国彦/配給:NEGA
6年に渡るビートルズの初期を、時系列で追体験するドキュメンタリー。1960年、若者に何か新しいものを提供したいと思っていたドイツ・ハンブルクのクラブオーナーたちは、イギリスではアメリカン・スタイルのロックンロールが演奏されていると聞き、アメリカより安く来られるイギリスからアーティストを招く。ビートルズは列車代や船代も出せず、ミニバスでハンブルクを初訪問しストリップクラブで演奏、ベッドも照明も暖房もないところに寝て過ごす。メンバー全員10代、最年少のジョージ・ハリスンにいたってはわずか17歳で、世界最大の赤線地区で演奏することに。ただ彼らはステージで人を引き付けるコツを徐々に学び、スタイルを確立。まさに、ハンブルクは学び場となった。
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【SPECIAL TALK EVENT】
1/4(土)11:45~13:20
「NOハンブルク NOビートルズ」の魅力を、専門家を招いて解き明かします。
藤本国彦
(ビートルズ研究家、本作字幕監修)
川原伸司
(レコードプロデューサー、作曲家)
汐月しゅう
(MC)
「デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の隙間で」
2025年1月10日(金)公開
上映期間:1週間予定
2007年/イギリス/60分/監督:The Creative Picture Company/キャスト:デヴィッド・ボウイ、スパイダーズ・フロム・マーズ 他/カラー/1.85:1/ステレオ/英語/配給:NEGA
音楽史における最も革新的で影響力のあるアーティストの一人、デヴィッド・ボウイ。60年代後半、ボウイはグラムロックの先駆者として注目を集め、2枚目のアルバム『スペイス・オディティ』が大ヒット。その奇抜なファッションとパフォーマンスで世界を席巻していく。1972年には『ジギー・スターダスト』をリリース、架空のロックスター「ジギー」となり、ステージでの奇抜な衣装やメイク、パフォーマンスによってファンの間で神格化されていった。そんなボウイのグラムロックの「革命児」から世界の「大スター」へ駆け上がるまでを、共に過ごした仲間たちが語る光と影のストーリー。またオフショット写真、初期のライブ映像や写真など、グラムロック時代のボウイの変遷を辿る資料も多数収録。
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【SPECIAL TALK EVENT】
1/13(月・祝)11:45~13:20
「デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の隙間で」の魅力を、専門家を招いて解き明かします。
川原伸司
(レコードプロデューサー、作曲家)
汐月しゅう
(MC)
「セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」
2025年1月31日(金)公開
上映期間:1週間予定
2023年/イギリス/87分/監督:マイケル・トゥーリン/脚本:マイケル・トゥーリン/キャスト:ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ビル・ワイマン 他/カラー/16:9/5.1ch/英語/字幕監修:ピーター・バラカン、朝日順子/配給:NEGA
伝説のピアニスト、ニッキー・ホプキンスの軌跡を、時代とともに振り返る音楽ドキュメンタリー。ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、ザ・キンクス、ジェフ・ベックをはじめ、60年代~70年代に数多くのアーティストのレコーディングに参加した、ロック史に名を刻むミュージシャンである彼は、ザ・ビートルズのメンバー全員のソロアルバムにも参加した稀有な存在でもある。素晴らしいピアノリフと音楽センスで多くのミュージャンを魅了し、250枚を超えるアルバムと名曲の数々に貢献した。しかし彼の人生は病との闘いでもあった。闘病生活を送りながらも、30年以上にわたる活動において、数々のミュージャンと共演し愛された”最高のセッション・マン”の物語を、彼を知る仲間たちが語る。
公式サイトはコチラ
【SPECIAL TALK EVENT】
2/2(日)時間未定
「セッションマン:ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」の魅力を、専門家を招いて解き明かします。
朝日順子
(音楽ライター、翻訳家)
寺田正典
(ローリング・ストーンズ研究家)
福岡音楽都市協議会特別選定作品
「パラダイス」
2000年/日本/43分/監督:森山達也、ハル/脚本:森山達也/キャスト:THE MODS、北川圭介、大谷俊平 他/カラー/日本語/配給:スローラーナー
2025年1月26日(日)のみ上映 16時半より上映開始予定
宿なし、職なしのパンク少年ミドリと、煮え切らない日々を過ごしているレコード屋の店員、俊。“パラダイス“へ向かうバスが出ることを知った彼らは、それに乗ろうとするのだが……。ロック少年たちの不満と不安の日々を描写。監督、森山達也率いるTHE MODSのナンバーがドラマをエネルギッシュに彩る。永瀬正敏ら豪華な友情出演者の顔ぶれにも注目。
そして何と、本作監督でもあるTHE MODSの森山達也氏からのビデオメッセージも上映!
【SPECIAL TALK EVENT】
1/26(日)上映終了後より40分程度
「パラダイス」の魅力を、専門家を招いて解き明かします。
元永直人
(福岡ロック研究所)
深町健二郎
(福岡音楽都市協議会理事)