2025/7/24(木) 「音楽」と「都市」の可能性をさまざまな角度から考えるトークセッションを開催!『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』刊行記念ブックツアー in Fukuoka

音楽は都市のインフラだ!
音楽で都市を変えるコンサル集団「Sound Diplomacy」の創業者シェイン・シャピロ氏の著書『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』(黒鳥社・7月中旬発売)は、ロンドン、アデレード、シドニー、オースティン、マディソン、ハンツヴィルなど多彩な音楽都市の事例をあげながら、音楽を“社会のインフラ”ととらえ、まちづくりの戦略に音楽を取り入れる方法を説いた、新しい都市論です。
このたび、本書の刊行に合わせて、著者のシェイン・シャピロ氏を福岡に招聘し、トークイベントを開催します。「Music City=音楽都市」はいかにして作り上げることができるのか、来場者とともにディスカッションしたいと考えております。音楽を始めたばかりの若手ミュージシャンから、地元の音楽シーンを支えるライブハウスやスタジオ、ミュージックベニューのオーナーまで、音楽ジャンルや世代の垣根を越えて、福岡と音楽の未来を考える多様な方々に是非お集まりいただきたく存じます。
下記にイベントの開催概要を記載しましたので、ご確認の上、ご参加を検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
【イベント概要】
■タイトル : 福岡における音楽エコシステムと新たな都市政策|『ミュージックシティで暮らそう
音楽エコシステムと新たな都市政策』 刊行記念ブックツアー in Fukuoka
■日程 : 2025年7月24日(木)18:30~20:30 (受付開始18:00)
■場所 : ONE FUKUOKA BLDG. 6F SKYLOBBY
■住所 : 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神一丁目11-1
■プログラム (予定)
①シェイン・シャピロ プレゼンテーション 「世界の音楽都市のつくりかた」
②ディスカッション
■登壇者
シェイン・シャピロ (Sound Diplomacy)
若林 恵 (黒鳥社)
齋藤 貴弘 (弁護士・ナイトタイムエコノミー推進協議会)
深町 健二郎 (福岡音楽都市協議会)
■入場方法 入場無料
今回のイベントはVenture Café Fukuokaのイベント「Thursday Gathering」(サーズデー・ギャザリング)の中で開催します。以下のURLより事前登録をお願いします。当日入場の際、ONE FUKUOKA BLDG. 6F SKYLOBBY総合受付隣にて専用端末よりスマートフォンでのチェックインをお願いします。
■主催 : 福岡音楽都市協議会
■協力 : Venture Café Fukuoka/東邦レオ/黒鳥社

▪️書名 : 『ミュージックシティで暮らそう 音楽エコシステムと新たな都市政策』
▪️原題 : 『THIS MUST BE THE PLACE: HOW MUSIC MAKE YOUR CITY BETTER』
▪️著者 : シェイン・シャピロ
▪️訳 : エヴァンジェリノス紋子
▪️ISBN : 978-4-910801-02-5
▪️定価 : 本体2,800円+税
▪️発行 : 株式会社黒鳥社
▪️発売日 : 2025年7月中旬
ライブハウスが減っていくのは「文化の問題」ではなく「都市政策の問題」かもしれない――。
本書は、音楽を“社会のインフラ”ととらえ、まちづくりの戦略に音楽を取り入れる方法を説いた、新しい都市論です。音楽や文化政策について都市と協働する英国のコンサルタント会社Sound Diplomacyの創業者が、ロンドン、アデレード、シドニー、オースティン、マディソン、ハンツヴィルなど、世界各都市と実際に取り組んできた政策やプロジェクトを紹介しながら、都市に音楽が根づくための条件をひもときます。パンデミック以降、音楽業界が直面する困難を越えて、教育・観光・福祉・ジェンダー平等といった分野にも横断的に音楽が貢献できることを証明する、希望と戦略の書。
シェイン・シャピロ|Shain Shapiro
Sound Diplomacy創設者/エグゼクティブ・チェアマン、Center for Music Ecosystems創設者/エグゼクティブ・ディレクター
音楽、文化、都市政策の融合における世界的ソートリーダー。都市や場所における音楽の価値について新しい考え方を定義し、それを通じて130以上の都市や場所に音楽と文化への投資を推進。都市、観光、ナイトタイムエコノミー、不動産、復興における音楽の役割について権威ある報告書を執筆。SXSWや国連世界都市フォーラムなど何百もの世界的な大会で講演し、都市における音楽の役割について史上初のTEDx講演を行う。ロンドン大学で博士号を取得。現在はイースト・ロンドンに在住。

Sound Diplomacy (London/UK)
サウンド・ディプロマシー社は、2013年に設立された英国のコンサルティングファームで、これまでに40ヶ国・130都市において音楽に関する都市政策のアドバイスを行っている。「音楽都市」を共通テーマとし、音楽を通じた新しい取組みや課題などを情報共有・議論しあう国際コンベンションMusic Cities Convention を2015年より世界各都市で主催している。サウンド・ディプロマシー社が提唱する音楽都市に向けた施策は、単なる「音楽イベントの開催」「音楽教育支援によるアーティスト育成推進」といった直接的なアプローチだけではなく、その都市に音楽の持続可能なエコシステムを構築するための、より広範囲にわたる取り組みが不可欠であるという考え方に基づいている。
若林 恵|Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツ・ディレクター
平凡社『月刊太陽』編集部を経てフリー編集者として独立。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書・編集担当に『さよなら未来』(岩波書店)、『実験の民主主義:トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(宇野重規との共著/中公新書)など。
2025年2月、東京・虎ノ門に書店+ギャラリーTIGER MOUNTAIN(タイガーマウンテン)をオープン。
Photo by Kaori Nishida
齋藤 貴弘|Takahiro Saito
弁護士/ナイトタイムエコノミー推進協議会代表理事。弁護士として法務コンサルティングを行うとともに、法規制対応等やルールメイキングを通じて新市場創出を支援。ナイトエンターテインメントを規制する風営法の改正を主導し、改正後はナイトタイムエコノミー制作の立案・実装をサポート。文化・観光・まちづくりといった複合的な視点観点から、多様な夜の価値創出を目指す。大の音楽ファンでもありL.A.発の音楽コレクティブ “dublab.jp” のメンバーとして種々の音楽活動も行っている。著書に『ルールメイキング:ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論』(学芸出版社)。

深町 健二郎|Kenjiro Fukamachi
福岡市出身。福岡を拠点にサンセットライブなど音楽フェスのプロデュースをはじめ、
福岡で開催される6つのフェスが連携する福岡ミュージックマンスの総合プロデューサー。
その他、福岡音楽都市協議会(Music City Council of Fukuoka)理事、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団理事も兼任し、長きに渡り福岡の文化振興に務める。またテレビやラジオの出演多数。著書『音事記 音楽都市福岡はなぜ生まれたのか』を2025年4月出版。
