福岡音楽都市協議会は、英国の音楽産業支援機関Generatorと覚書(MOU)を締結しました
アジアから欧州へ、福岡発の「コライト(共同楽曲制作)」が世界展開。更なる連携により音楽エコシステム構築へ
福岡音楽都市協議会は、英国北部を代表する音楽産業支援機関Generatorと、アーティストや音楽関連人材の育成交流等に関する覚書(MOU)を締結しました。
■本覚書締結の経緯
福岡市を日本・アジアを代表する音楽都市にすることを目標に掲げる福岡音楽都市協議会では、福岡で活動するミュージシャンの海外進出支援等を目的とした共同楽曲制作(=コライト※)事業『BEYONDERS』を2022年度から毎年展開しています。
協議会ではこれまで『BEYONDERS』を通じて、2022年度にタイ、2023年度に台湾、2024年度に韓国と、アジアのアーティストとのコライトを重ね、着実に国際的な実績とネットワークを築いてきました。2025年度の『BEYONDERS』では、福岡を拠点に活動するシンガーソングライターの岩崎桃子氏と、英国ニューカッスルより参加したシンガーのローレン・ヒート(Loren Heat)氏、音楽プロデューサーのチャド・ロジャース(Chad Rodgers)氏等が福津市の音楽スタジオに集い、国境を越えた楽曲制作を実施。こうして完成した楽曲は、2026年2月に福岡国際会議場で開催された音楽イベント『FUKUOKA MUSIC SUMMIT』のメインステージにて初披露されました。同サミットで行われたシンポジウムには、Generator代表のミック・ロス(Mick Ross)氏も登壇し、大都市圏に一極集中することなく地方都市を拠点として、若い才能が機会を得て国際市場と直接繋がる音楽エコシステムの重要性について、熱い議論が交わされました。
さらにプロジェクトは福岡だけに留まらず、2026年5月にはGeneratorのサポートにより、岩崎桃子氏が渡英し、ローレン・ヒート氏と共にブライトン、ロンドン、ニューカッスルの英国3都市で公演を行いました。続く6月には、東京の駐日英国大使館にて開催された『チャールズ3世国王誕生祝賀会』においてパフォーマンスを披露。両国の文化交流を象徴する記念碑的な大舞台での成功は、福岡の音楽シーンの海外発信を大きく前進させる成果となりました。
2025年度のコライト事業における確かな成功を背景に、両団体の連携をより確かなものとするため、この度MOUを締結することとなりました。
※コライト(Co-Write)とは
複数のアーティストやクリエイター、音楽プロデューサーが、互いの感性やアイデアをぶつけ合いながら共同で楽曲を制作する手法。欧米やアジアのグローバル音楽市場では、最先端のヒット曲を生み出す標準的なスタイルとして定着。
■本覚書の主な協力分野
1.アーティストおよび音楽関連人材の交流
・相互のアーティスト滞在制作プログラムの実施
・公演およびショーケースの相互交流
・ソングライティングおよびプロデューサーによる共同制作プログラム
2.情報交換および知見の共有
・音楽都市戦略に関する情報交換
・ナイトタイムエコノミー(夜間経済)およびライブ会場の持続可能性に関する対話
・調査研究、データおよびエコシステム・マッピングに関する手法の共有
3.共同プロモーション
・両地域を新興の音楽都市として発信するためのプロモーション
■MOU締結に関するコメント
Mick Ross, CEO at Generator
この2年間で、私たちは日本が北イングランドのアーティスト、音楽ビジネス、そしてクリエイティブ人材にもたらす可能性を直接目の当たりにしてきました。トレードミッションや業界交流から始まった取り組みは、すでに新たなパートナーシップやツアー機会、作品リリース、そして有意義なビジネス関係へと発展し、北イングランドの才能が世界中の新しいオーディエンスへ届くことを支えています。
今回の福岡音楽都市協議会との協定締結は、非常に重要で刺激的な次のステップです。共通の志のもとに築かれてきた関係をさらに強化し、長期的な協力の基盤を創出することで、両地域のアーティストや企業を支援するとともに、北イングランドと日本の間に持続的な文化的・経済的なつながりを築いていきます。
“Over the past two years we’ve seen first-hand the opportunities that Japan can create for artists, music businesses and creative professionals from the North of England. What started through trade missions and industry exchanges has already led to new partnerships, touring opportunities, releases and meaningful business relationships that are helping Northern talent reach new audiences around the world.
Signing this agreement with Music City Council Fukuoka is an exciting next step. It strengthens a partnership built on shared ambition and creates a long-term platform for collaboration, supporting artists and businesses in both regions while building lasting cultural and economic connections between the North of England and Japan.”
福岡音楽都市協議会 理事・企画運営委員長 深町健二郎
この度のGenarator社と福岡音楽都市協議会(MCCF)とのMOU締結について、大変嬉しく思います。御社との運命的な出会いから、僅か1年とは思えないほど、既に多くの得難い交流を重ねて来ましたが、改めて音楽の力は軽く国境を越えることを実感しています。MOUを結ぶことで、今後益々両者の関係が、未来へ向けて発展していくことを心より願っております。
We are delighted to mark the signing of this Memorandum of Understanding (MoU) between Generator and the Music City Council of Fukuoka (MCCF).
Since our serendipitous first meeting, it is remarkable to reflect that only one year has passed. During that time, we have already shared many invaluable exchanges and built a meaningful relationship. This experience has reaffirmed our belief in the power of music to transcend borders and bring people together.
Through the establishment of this MoU, we sincerely hope that the partnership between our two organizations will continue to grow and flourish, creating new opportunities for collaboration and contributing to a shared vision for the future.
■組織概要
【福岡音楽都市協議会】
代表者:会長 石原 進
本拠地:日本 福岡県福岡市
目的:福岡を日本・アジアを代表する音楽都市にすることを目標に設立された任意団体(2021年4月設立)。音楽産業振興、都市ブランディング、異文化交流(ハブ都市化)を掲げ、多角的な事業を行う。
【Generator Ne Ltd】
代表者:CEO ミック・ロス(Mick Ross)
本拠地:英国 ニューカッスル・アポン・タイン
概要:1991年設立。英国北部を代表する音楽産業支援機関として、地方を拠点にするアーティストや音楽関連人材の育成、ビジネス支援、国際展開支援等を一体的に実施している。
■本件に関するお問合せ先
福岡音楽都市協議会事務局
担当:冨田 息吹
TEL:080-7980-5383
E-mail:info@mccf.jp
住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル8階